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電解水コラム

強酸性水(次亜塩素酸水)

次亜塩素酸水を長持ちさせるコツは?有効塩素濃度が低下し始めるのは何日目?

次亜塩素酸水を除菌に使用する上で、最も重要なのは次亜塩素酸などの有効塩素濃度です。
安全性を維持したまま、高い除菌力を誇るため、様々な場面で除菌剤として採用されています。そんな次亜塩素酸水ですが、有効塩素濃度が低下しやすいという側面も持っています。

できるだけ効果の高い状態で使用したいですよね。まとめて生成し、保管しておく場合はどのように保管すれば良いのか実験を行いました!その結果と共に解説していきます!

※今回は電解方式で生成した強酸性次亜塩素酸水についての解説です※

次亜塩素酸水の有効塩素濃度はなぜ低下する?

次亜塩素酸水は、開封未開封に関わらず有効塩素濃度が徐々に低下していきます。
紫外線に当たると次亜塩素酸(HClO)が分解されてしまうので日光に当たらないように保管することが望ましいです。

また、一般的な家庭用電解水生成器で生成できるのは、「強酸性次亜塩素酸水」です。

専用の電解水生成器に塩化ナトリウム(NaCl)を添加して、塩化ナトリウム水溶液(塩水)を電気分解することで生成され、pH2.7以下の強酸性となります。
強酸性次亜塩素酸水に多く含まれる分子状の次亜塩素酸(HClO)はガス化しやすく、HClOがCl2に変化してしまいます。
有効塩

有効塩素であるHClOがCl2に変化(ガス化)して抜けていくため、有効塩素濃度は低下していくのです。大きく揺らすとガス化が促進され、より低下しやすくなります。
難しい現象のように感じますが、炭酸飲料の炭酸が抜けていくのと同じイメージです。

保存容器や保管する場所によっても低下速度は大きく変化します!

容器別低下速度

有効塩素濃度の低下速度を8種類の容器別で実験しました。
次亜塩素酸水は食品添加物(殺菌料)として認可されていますが、有効塩素濃度は20ppm~60ppmと定められています。つまり20ppmを下回ると、十分な除菌効果が得られないのです。
今回は20ppmを下回るまでの日数を比較します!
【実験の条件】
ビーファインR3で生成した強酸性次亜塩素酸水を使用
・実験開始時の有効塩素濃度:51ppm
・日中、直射日光の当たる室内に保管
・20ppmを下回るまでの日数で比較

51ppmからスタートし、それぞれどのくらいの日数で低下していくのでしょうか?

ワインボトル(茶色)

17日目:20ppmを下回り18.7ppmまで低下
栄養ドリンクやビタミンCドリンクなどもそうですが、茶色瓶は紫外線が届きにくいようですね!

ワインボトル(透明)

2日目:20ppmを下回る

同じワインボトルでも色の有無によって、低下速度が大きく違うことが分かりました。

ワインボトル(透明・アルミ巻)

31日目:24.5ppm
1ヶ月経っても有効塩素濃度が20ppmを下回りませんでした!
同じアルミ巻でも、ペットボトルよりワインボトルの方が低下速度が緩やかなようです。
PETとガラスという素材の違いによって差が生じたのではないかと思います。

スプレーボトル(青透明)

2日目:20ppmを下回りました
遮光性がありそうに感じますが、紫外線を防ぐ目的には向いていないようです。

スプレーボトル(白色)

5日目:20ppmを下回る
4日目~5日目の間で大きく低下しています。

透過性のないスプレーボトルでも、紫外線を防ぐ目的には向いていないようです。
容器の質にもよりますが、紫外線の当たらない所に保管すれば、もっと長く有効塩素濃度を維持できるのではないでしょうか。

黒ボトル

9日目:20ppmを下回る
遮光性があり、紫外線から守ってくれますが黒色ということもあり、温度が上がりやすいです。日中は40℃近くまで上がるため、温度変化により低下速度が速くなったようです。

【冷蔵庫に保管した場合】
20日目:20ppmを下回り18.3ppmまで低下

同じ容器に入れて保管した場合でも、温度変化の有無によって大きく差が出ました!

ペットボトル

2日目:20ppmを下回る

【冷蔵庫に保管した場合】
31日目28.3ppm
1ヶ月経っても有効塩素濃度が20ppmを下回りませんでした!

冷蔵庫で保管することで紫外線を防ぎ、さらに温度変化を抑えることで、有効塩素濃度の低下速度に大きな差ができるという結果でした!

ペットボトル(アルミ巻)

26日目:20ppmを下回り16.7ppmまで低下
アルミ箔を巻くことで、紫外線を防ぎ、さらに温度の上昇も防ぐ事ができます。

実験結果を動画でもご視聴いただけます

保存に適している容器

実験では、「ペットボトルに入れて冷蔵庫で保管する」が最も良い結果となりました!
実験開始時からずっとトップをキープしており、この結果から・・・

①紫外線を防ぐこと
②温度の上昇を防ぐこと

というところがポイントだと分かりますね!

紫外線防ぐには茶色の瓶、透明であればアルミを巻いた容器をお勧めします。

保存のポイント

次亜塩素酸水は、紫外線の当たらない冷暗所で保管していただくと良いです。
冷蔵庫でなくても、床下収納や納戸など直射日光が当たらず、温度が変化しにくい所で保管してください。

冷蔵庫に保管していた次亜塩素酸水を使用する際、冷蔵庫で冷やしたモノをそのまま使用すると殺菌活性が低下している状態です。使用する際は、使用する分だけ常温に戻してから使用することをお勧めします!

使用する時のポイント

【ポイント1】
流水でタップリ!
次亜塩素酸水は有機物に触れると普通の水に戻る特性があります。除菌効果を得るためには流水で使用してください。
手洗いに使用する際は、石けんでの手洗い後に次亜塩素酸水で流水手洗いをするとより効果的です。

【ポイント2】
大きな汚れを落とした後に!
テーブルや床などの掃除・除菌に使用する際はまず目に見える汚れを拭いてから使用してください。
次亜塩素酸水は有機物に触れると有効塩素濃度が急速に低下し普通の水に戻る性質があります。そのため安全性が高い反面、正しく使用しないと効果が得られません。

【ポイント3】
常温で使用する!
冷蔵庫で保管の場合、水温が低下しています。水温が低いと次亜塩素酸のもつ除菌力を発揮しきれません。
冷蔵庫保管していた次亜塩素酸水を使用する際は、使う分を冷蔵庫から出し、室温に戻してから使用すると良いです。

しっかりと除菌効果を発揮させるために、3つのポイントを抑えて正しく使用しましょう!

プランビーの次亜塩素酸水生成器

食品添加物(殺菌料)として認められている、電解型の次亜塩素酸水を自宅で生成可能!

プランビーの電解水生成器ビーファインR Ziaは、次亜塩素酸水のオンデマンド生成を実現しました。さらに民生用としては初めてとなる、イリジウムとプラチナの合金でコーティングを施した電極板を7枚使用した電解槽を採用しました。イリジウムの触媒作用により次亜塩素酸水の有効塩素濃度は従来比169%。より安定した次亜塩素酸水の生成が可能となりました!

搭載している電解促進液タンクには、ペットボトル1本分(500ml)の電解促進液を入れておくことができます。(※電解促進液とは塩化ナトリウムを主成分とする水溶液)

使用したい時に「強電解」モードに切替えて水を流すだけで簡単に強酸性次亜塩素酸水を生成できます。

ビーファインR Ziaでは、強酸性次亜塩素酸水・強還元水(強アルカリ電解水)・還元水素水(アルカリイオン水)・酸性水・浄水の5種類8段階の電解水を生成できます。

効果効能
特徴
浄水
水道水から塩素などの不純物を取り除いた水
還元水素水
(アルカリイオン水)
胃腸症状の改善
膨潤作用
溶解力
熱伝導
酸性水
収斂作用
洗浄力
強還元水
洗浄力
超膨潤作用
溶解力
熱伝導
強酸性水
(強酸性次亜塩素酸水)
高い除菌効果
ウイルス抑制力に優れている
洗浄力
除菌力
消臭力

電解水生成器で作った次亜塩素酸水で、安心して過ごせる空間を作りませんか?