酸性ってなに?どうやって分類するの?
水溶液は【酸性・中性・アルカリ性】のいずれかに分類することができます。小学生の理科の分野になりますが、みなさん覚えていますか?
酸性と聞くとなんとなく危険なイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。意外とそんなことはなくて、身近に酸性のものはたくさんあります。
酸性・中性・アルカリ性の中から、今回は酸性について解説していきます!
※アルカリ性については【こちらの記事】で解説しています。
酸性とは?
酸性とは、主に「水素イオン(H+)を放出する」物質が溶け込んでいる水溶液を「酸性」といいます。
水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH–)の存在比によって液性が変化し、水素イオン(H+)が多い時に酸性となります。pH値は7よりも小さい数字を示します。
「液性」や「pH値」を判断するために下記の方法が用いられます。
①pH測定器
②リトマス試験紙
③ブック試験紙
④pH試験液
⑤BTB溶液(ブロモチモールブルー)
①pH測定器ではpHを数値で確認することができ、測定範囲はpH0~14です。
7よりも数字が小さい時に酸性となり、数字が小さくなるほど酸性の度合いが強くなります。
②リトマス試験紙、③ブック試験紙では色の変化でおおよその数値を判断することができます。
リトマス試験紙では青色→赤色に変化したときに酸性と判断できます。液性のみ判別可能で、数値までは分かりません。
ブック試験紙では、水溶液に浸けた試験紙の色の変化でおおよその数値を0.2毎に判断することができます。(測定範囲があり、弊社で取り扱っているブック試験紙はpH1.4~3.0、pH8.0~9.6です)
④pH試験液、⑤BTB溶液では水溶液に滴下した時の色の変化をみて判断します。
弊社で取り扱っているpH試験液の測定範囲はpH4.0~10.0です。酸性の場合、黄緑色~黄色に変化します。
BTB溶液は、水溶液に滴下することで液性を判別することができます。酸性の場合は黄色に変化します。
全ての測定方法で、測定範囲から外れてしまう場合は正しく測定することができません。
動画でpH試験液、ブック試験紙、pH測定器を使用しているのでぜひご視聴ください。
※動画で使用しているpH測定器は1/100まで測定可能です。
酸性食品
酸性食品にはどのような物が分類されるのでしょうか?
物 | 果物 きのこ類 海藻類 | 肉 卵 うどん 白米 |
み 物 | (アルカリイオン水) 豆乳 (成分無調整) | エナジードリンク ビール |
酸性食品は主食となる食材が多いですね。
調理も比較的簡単ですし、ついつい酸性食品ばかり摂りがちになっていませんか?
様々な栄養素を含む食材をバランス良く摂ることで、内臓の機能が正常に働き、栄養も偏りにくく健康に過ごせそうですね。食材の栄養素と共に、酸性アルカリ性を意識しても楽しいかもしれませんね♪
ちなみに、「酸性食品ばかり食べていると、体内が酸性に傾く」と言われることがありますが、体内では、内臓などの働きによって常に一定のpHが保たれています。
これはアルカリ性食品の場合も同様で、アルカリ性食品をたくさん摂ったからといって、アルカリ性に傾く訳ではありません。
「内臓に負担を掛けすぎない」という意識が健康への第一歩なのだと思います。
酸性の飲料
酸性の特徴のひとつとして「酸味」が挙げられます。
表の飲料の他にも、ワインやオレンジジュースも酸性です。オレンジジュースに含まれるクエン酸によって酸性寄りのpHになるようです!
炭酸飲料であるコーラのpHは約pH2.0です。0に近いほど酸性の度合いが強くなるということは、pH2.0となると酸性の度合いはとても強いと言えますね。
口の中が酸性に傾くと、虫歯になりやすいと食育教室などで教わった覚えはありませんか?
食後やおやつ後は酸性に傾き、徐々に中性からアルカリ性になるようです。30分は酸性が強いため、食事やおやつは時間を決めて摂るようにできたらベストですよね。
酸性のお水
名前のとおり、pH7未満の酸性を示すお水です。
ビーファインシリーズ、アスティオンで生成されるのはpH5.5~6.5の弱酸性で、アストリンゼント水としてお使いいただける他、洗顔や化粧水としてもご利用いただけます。
麺やゆで卵の茹で水への使用もおススメです!酸性水について、下記の記事で詳しく解説しています。
※酸性水は飲用水ではありません。直接飲用しないでください。
次亜塩素酸水
次亜塩素酸水とは「塩酸または塩化ナトリウム水溶液(塩水)を電解することで得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液」と定義されています。
次亜塩素酸水は【強酸性・弱酸性・微酸性】の3つに分類されています。それぞれpH値が異なりますが、用途や効果はほとんど変わりません。
プランビーの電解水生成器で生成できる次亜塩素酸水はpH2.7以下の強酸性次亜塩素酸水です。
塩を添加し、塩水を電解分解することによって生成されます。
塩水を電気分解する場合、酸性側から強酸性の強酸性次亜塩素酸水、アルカリ性側から強アルカリ性の強還元水が生成されます。
まとめ
液体はpHによって【酸性・中性・アルカリ性】に分類することができます。
pH値が7よりも小さい時に酸性となり、数字が小さくなる(0に近づく)ほど酸性の度合いが強くなります。
水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH–)の存在比によって液性は変化し、水溶液中の水素イオン(H+)が多い時に酸性となります。
水溶液に滴下して液性を見る「pH試験液」「BTB溶液(ブロモチモールブルー)」は、酸性の時に黄色に変化します。リトマス試験紙では青→赤に変化したときに酸性と判別できます。
プランビーの電解水生成器で生成できる酸性水は、pH5.5~6.5の弱酸性です。
洗顔や化粧水代わり、アストリンゼント水として使用出来るほか、麺類やゆで卵の茹で水、にオススメです。また、天ぷらの衣作りに酸性水を使用することで、サクサクの天ぷらが簡単に作れます。
プランビーの電解水生成器
電解水生成器では、電気分解によってお水を【酸性・アルカリ性】の2種類に分けることができます。
酸性のお水は酸性水と強酸性次亜塩素酸水(強酸性水)です。
酸性水は収斂作用をもった弱酸性のお水で、洗顔や麺類、ゆで卵の茹で水に適しています。
次亜塩素酸水はウイルス抑制力に優れており、その除菌力に注目が集まっています。除菌だけでなく消臭やうがいにもご使用いただけます。現在も除菌に関する様々な実験が行われており、その有効性が確立されていくと期待しています。
アルカリ性のお水は還元水素水(アルカリイオン水)と強還元水(強アルカリ電解水)です。
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